石けんやエコロジー、日記など


by sekkenchan
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2005年 06月 10日 ( 1 )

近年、気になっていて、ずっと書きたいと思っていたことがあります。

石けんの原料として使われるパーム油は、東南アジアの椰子の木を伐採して採って来るから環境によくないという説のことです。
また、労働条件が悪いなか低賃金で地元の人や女性や子どもが働かせられているという説、また、パームヤシの実から取れるほうの油のために危険をおかしてヤシの実を採っているということや、ヤシにあぶない農薬を使っているという不安な説もあります。
それで、石けんはヤシの油を使うから環境問題によくない、だから石けんは環境に悪いという人もいます。

しかし、赤星たみこさんの本(「きれいに暮らす石けん生活」 青春出版社)によると、「輸入されたパーム油脂は食品に使われる量は食品に使われる量が圧倒的でした」とあります。「ポテトチップスの揚げ油になったり、マーガリンの原料になったり」しているそうです。
日本人の食生活は油分が多くなっていることを指摘し、「パーム油の輸入量が増えたのは、石けんのせいというより、食生活が変わってきたせい」とも書かれています。

しかも、「パーム油の25%が合成洗剤として使われ、残りの5%ほどが、石けん、化粧品の原料となっている」そうです。
「ヤシから●テラ」や「ヤシ●ミ」のような、ヤシから作られた高級アルコール系合成洗剤の類のほうがが石けんより生産量が多いためだと思われます。他にも、「植●物語」などの植物原料の合成シャンプーなどにも使われているというのもネットでみたことがあります。

「石けんのことだけを気にするのではなく、まずは食生活を見直すこと、そして合成洗剤を減らすというような広い視点をもつことのほうが大事なのではないか…と私は考えています」と赤星たみこさんは書かれています。

「それから、石けんの原料はパーム油だけではありません。米ぬか油や、学校給食などから出る廃油からも石けんは作られます。どちらも溶けやすくて使いやすい石けんです。」とも、書かれています。
私もそう思います。
石けんの原料はいろいろで、オリーブオイルや、ひまわりオイル、大豆油などからつくられている石けんや石けんシャンプーもあるし、食器洗いや、洗濯用石たくには、いつもなるべく食用廃油で作られた石けんを使っていますが、使用感も汚れ落ちもいいです。

また、私は「リサイクルせっけん協会」にも加盟しています。
リサイクルせっけんとは食用廃油などから作る石けんのことで、主に洗濯用石けんや食器洗い石けんなどになります。これの促進に力を入れている協会です。
リサイクルせっけんは、廃油も無駄にせず、できた石けんも生分解性がいいので、これからもっと広まっていくといいなと思います。
それに、石油から出来ている合成洗剤も多いですが、石油も限りある資源ですし、私たちの肌への刺激も強く、合成洗剤自体の生分解性も石けんに比べてよくなく、河川への影響もよくありません。
これからの環境のことを考えると、私は断然リサイクル石けんのほうが向いているように思います。
今後多くの人が石けんに切り替えると、ヤシの伐採が進んでしまうという説もありますが、このリサイクルせっけんなら問題なくやっていけるのではないかと思います。

またパーム油を採っている現地の人たちの過酷な労働条件についてなどは、輸入システムの問題もあると思います。
輸入する側の私たちがもっとその問題に目を向けて意識していかないといつまでもかわらない問題だと思います。
パーム油だけの問題ではありません。
バナナにしても、えびなどにしても、そうです。環境もどんどん破壊しているそうですし、働く人の労働条件はよくないことが多いようです。
私もまだ勉強中ですが、輸入する側も輸出する側も公平な取引をするフェアトレードなどがもっと発展していくといいのかな?と思います。

パーム油に使われている危険な農薬問題に関しては、私もまだ詳しいことはわかりませんが、石けん、洗剤、化粧品のほか、パーム油を使用する多くの食品に残留しているとしたらとても心配です。体内にダイレクトに入ってくる食品のほうがまず心配だと思います。

また、このような情報で不安に駆られて、パーム油自体を恐れてしまう消費者が増え、商品が売れなくなることもでてくると思うので、消費者の安心のためにも、パーム油を使用している商品のどの生産者にも、ぜひもっとよく農薬や残留料などを調べてその安全性を証明したり、より安全な原料を使用するなどしていっていただきたいとも思います。
安全性や、本当に知りたいことを提供してくれれば、消費者の信頼を得ることは出来ると思います。

また、これからの環境のためには、私たち日本人は潔癖症ともいえる清潔好きのライフスタイルをいくらか改善していく必要もあると思います。

これからも調べてみて、分かったことがあれば、またブログに書いていきたいと思いますし、
石けんのHPのほうにもそのうち同文章を載せるかもしれません。

★6/12 「石けんとヤシの環境問題について 2」を書きました。
この記事の追記・訂正などがありますので、ぜひこちらもご覧ください。
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by sekkenchan | 2005-06-10 02:27 | 石けん